マイクロ波回路学習のページ
サイトの概要
 本サイトでは、主に受動回路のマイクロ波で特徴的な事項について、下記の様な内容を記述しています。
(1) 概要 本ページ。本サイトのマイクロ波回路の記述概要です。
(2) 分布定数回路 マイクロ波の特徴である、分布定数回路の基本事項について解説。 マイクロ波線路
(3) Sパラメータ 分布定数回路設計の基本となるSパラメータについて解説。 ( スミスチャートを使う )
(4) 波動アニメ 波動伝搬をアニメーションでご覧になれます。
(5) 関連リンク マイクロ波関連サイトへリンクします。
電磁波
 電磁波は極性が交互に変化する電気振動の波です。 この電気振動は1秒間の振動数である周波数によってまったく異なった物理的性質を示します。
 人類にとって最もなじみのある電磁波は光ですが、その周波数は約400-800兆Hz (周波数とは) にもなります。ただし人が最初に技術利用した「電波」は、「長波」もしくは「短波」と分類される電磁波でした。 参考サイト: 電波利用  電波は

 現在は技術が進み、光までも電気通信に使われるようになりました。周波数が高くなるとより多くの情報を、 一度に送れるようになり、より経済的な通信をすることになります。
 
マイクロ波とは
 マイクロ波とは、広い意味ではその振りまいを、分布定数で考えなければならない電磁波 を言いますが、普通は100MHzから100GHzあたりの周波数帯を指します。また狭くSHFのことだけを言う人もいます。 いずれにしても、波動形態をもつ電気振動と言えます。
 
μ波の特徴
 電気振動を波動として考えるということは、電圧電流の振る舞いの様子が、回路を結ぶ線路上の場所によって 変わることがあるということです。 参考: 波動アニメ
 その様子は、分布定数回路Sパラメータで更に詳しく説明します。

 また特にSHF帯は、雑音が少なく天候等の影響の少ない電波でもあり、 宇宙通信や天体観測にも適した電波でもあります。(右図)  ミリ波応用研究  大気の窓  電波天文
 さらに、波長が適当に短いので、レーダーなどに適した電波でもあります。 合成開口レーダー

 電子レンジなどのマイクロ波加熱機器も、マイクロ波応用のひとつです。 参考: マイクロ波電力応用
 なお、これらはいずれもマイクロ波の波長に起因する特徴であります。
 
関連サイト
さらなる情報は、こちらを参考にして下さい。