PHP を使う
PHP とは
PHPは、HTMLに埋め込むタイプのスクリプト言語で、テキストベースのインタープリター言語です。
HTML文書中に記述されたスクリプトを実行し、結果を HTMLデータとしてWebブラウザに出力します。
【PHP ファイルサンプル】 【表示例】
php example01
php では、HTML 記述が併記できます
PHP サンプル 11
つまり php は、HTML文書中に、<?php 〜 ?> と直接書き込まれ、Webブラウザで表示出来ます。
しかも、<?php 〜 ?> の部分以外は、HTMLとして解釈されます。
PHP を動かすには
上記のような php ファイルの記述をサーバー側で解釈して、HTML データとして送り出すように出来れば、php ファイルに応じてプログラム演算等をしてブラウザに返すことが可能となります。
そのためには、
PHP
の仕組みを組み込まれたサーバーを利用しなければなりません。 その方法には、次の2つがあります。
PHPの入っているレンタルサーバを借りて利用する。
PHP 利用可能サーバー例:
ミニバード
ロリポップ
さくらサーバ
PCに Apache と PHP を
インストール
して、PHPを動かすWebサーバとして利用する。 (以下参照)
PHP を PC にインストールする
[
XAMPP をインストールする
方法がより便利]
PC に PHP をインストールするには、
Apache
と、
PHP
のインストールを行います
Apache のインストール
参考サイト1
参考サイト2
Apache のダウンロード
Apache の
ダウンロードサイト
から、「Windows用MSIパッケージ」(httpd-2.0.64-win32-x86-no_ssl.msi 等)をダウンロードします
Apache のインストール
ダウンロードしたファイル(例 httpd-2.0.64-win32-x86-no_ssl.msi)をダブルクリックすると、インストールが開始します
参考サイト1
参考サイト2
Apache の起動確認
インストールが完了すると、タスクトレイに「Apache Service Monitor」が表示されます
Apacheサービスが起動時は、緑色になり、休止時は赤色になります 右図→
これをクリックすると、Apacheサービスが起動、休止を変更できます。
Apache の動作確認
Apacheサービス起動時に、ブラウザのアドレス欄に「http://127.0.0.1/」、または「http://localhost/」と入力してローカルホストにアクセスすると、右図のような「Apache のテストページ」が表示されます
PHP のインストール
参考サイト1
参考サイト2
PHP の入手
PHP の
ダウンロードサイト
から、Apache 用の (php-5.2.17-Win32-VC6-x86.zip 等)をダウンロードします
PHP のインストール
ダウンロードした zipファイルを解凍し、「C:\php」に移動します。
参考サイト1
参考サイト2
各ファイルの編集
◆php.ini の編集
「php」フォルダ内にある「php.ini-development」ファイルを「php.ini」にリネームし、「C:\WINDOWS」フォルダ内にコピーします。
コピーした「php.ini」を修正し、環境を設定します。以下のような設定をします。
[PHP] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; Language Options ; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;; mb_output_handlerによる出力変換を有効 output_handler = mb_output_handler ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ;;;;;;;;;;;;;;;;; ; Data Handling ; ;;;;;;;;;;;;;;;;; ;; HTTPヘッダcharsetを設定 default_mimetype = "text/html" default_charset = "utf-8" ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; Paths and Directories ; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;; インクルードパスを指定 include_path = ".;c:\php\includes" ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ;; ドキュメントルートを指定 doc_root = "C:\Program Files (x86)\Apache Software Foundation\Apache2.2\htdocs" ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ;; 拡張モジュールのディレクトリを指定 extension_dir = "c:/php/ext" ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; Dynamic Extensions ; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;; 必要なモジュールを有効化 extension=php_mbstring.dll ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ;; [mail function] メールの送信設定 SMTP = localhost smtp_port = 25 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ;; [mbstring] マルチバイト、シングルバイトエンコーディングの処理設定。 mbstring.language = Japanese mbstring.internal_encoding = utf-8 mbstring.http_input = auto mbstring.http_output = utf-8 mbstring.encoding_translation = On mbstring.detect_order = auto mbstring.substitute_character = none;
◆httpd.conf の編集
php の動作確認
<? phpinfo(); ?>
と記述したPHPファイル(info.php)を作成し、上記で設定したドキュメントルート[C:\Program Files (x86)\Apache Software Foundation\Apache2.2\htdocs] 内に保存します。
ブラウザのアドレス欄に「http://127.0.0.1/info.php」と入力してローカルホストにアクセスして、下図のような PHP動作ステータスが表示されれば、Apache上で PHPが正常に動作しています。
PHPを使うには
作成した php ファイルの保存先
上記で設定した、[C:\Program Files (x86)\Apache Software Foundation\Apache2.2\htdocs] が保存先です。
上記の設定で php.ini を変更した場合はそこが保存先になります。
php ファイルの例
具体的な、PHP ファイルとしてサンプル(四則演算PHP)を作り、php サーバ―に保存します。
【PHP ファイルサンプル】 【表示例】
php 四則演算
php 四則演算
+
−
×
÷
%
PHP サンプル 01
このように、php ファイルは、php サーバーの演算機能を使ってプログラミングを実行できます。
基本構文
〜 ?> = 〜 ?> <% 〜 %> <%= 〜 %>
参考1
参考2
参考3
◆HTML に右のように記述します。
<?php 〜 ?> の個所はいろいろな書き方がありますが、<?php 〜 ?> が一般的です。
<?= 〜 ?> や <%= 〜 %> は、<?php echo 〜 ?> と同じ意味です。
// コメント # コメント /* コメント */
◆コメントの書き方には、右の3種類があります。
◆各命令は ;(セミコロン)で区切ります。
◆結果出力は、print、echo、
ヒアドキュメント
を利用します。 これらは言語構造なので括弧で括る必要はありません。
print
は、単数の引数を指定し、戻り値として常に1を返します。
echo
は、「.」又は「,」で区切って複数の引数を出力出来ます。
ヒアドキュメント
は、改行文字が不要で HTML文をそのまま記述できます。
【記述例】
結果出力方法
\n"; print "Hello! I'm \"PHP User.\"
\n"; $fruits=Array("a"=>"apple","b"=>"banana"); $color1="red"; $color2="yellow"; /* 配列の値を命令文に含める場合は {}で括る */ print "{$fruits['a']} is $color1
\n"; /* ドットで連結 */ print $fruits['b'] . " is " . $color2 . "
\n"; /* 変数名を出力する時は シングルクォート(')を使用 */ print '$fruits is $color1
'."\n"; /* print は関数のように動作し、三項演算子でも動作 */ ($some_var) ? print 'true ' : print 'false '; /* 下記のようにも記述可能 */ print ($some_var) ? 'true ': 'false '; /* ヒアドキュメントを使用 */ print <<< EOT
\n Hello! "PHP User"
\n welcome EOT; ?>
【出力例】
PHP サンプル 42
色々な利用
フォームデータの送受
◆入力フォームよりデータを入力し、php ファイルで表示させます。
【入力用ファイル】 [
ex51.html
] → →
sample ex51
名簿/メールアドレス 登録をして下さい
名 前:
アドレス:
コメント:
<textarea name="comment" cols="30" rows="5"></textarea>
→ → 【表示ファイル】 [
regist.php
]
sample
名 前
メール
コメント
外部ファイルの読込 (外部ファイルを読み込んでページを表示できます)
【ファイル例】 [
ex52.php
] → → →
ex52.php
→ → → 【表示例】
PHP サンプル 52
フォームメールの利用
上記の発展形としてフォームメールのページなども作成できます。
(自前で作るのが面倒なら出来合いを借りましょう。↓)
Sapphirus.Biz
さんのページ ・・・・・・・・・確認画面用等が使えます
kens-web
さんのページ ・・・・・・・・・・・・・確認画面用等が使えます
ジューベーKK
さんのページ・・・・・・・・・・対スパム機能付きです
yume.labo86
さんのページ・・・・・・・・・・・確認画面用等が使えます
PHP掲示板の利用
PHP掲示板のページもあります。↓
参考
phpspot.net
さんのページ ・・・・・・・・・・・設定例は
こちら
TATSUO IKURA
さんのページ ・・・・・・・・ソースリストがあります
cgi-garage
さんのページ ・・・・・・・・・・・・多機能掲示板_PHP版です
平山 晃
さんのページ ・・・・・・・・・・・・掲示板の作り方が解説されています
ファイルの読み書き
fopen関数で
、ファイルの読み込み・書き込み方法
CSVファイルの
、読み込みや書き出し
データベース操作
◆MySQLのインストール
参考1
参考2
MySQLの
ダウンロード
Wordpress
を使う
具体的には、
こちら
をご参考に。
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関連サイト
PHPリファレンス
PHP 入門