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Yahoo! map JS版V1 で地図を描く-4

◆地図を操作する

  先に述べたように、1.地図の表示方法と、2.表示の制御を踏まえて、色々な地図を作成出来ます。  参考

  ここでは、JavaScriptで地図を操作する仕方を書きます。
   具体的には、以下のようなものがあります。
 
メソッド 説  明
 panTo()  地図の中心位置を変更  ymap.panTo(new Y.LatLng(35.66, 139.73), true)
 setZoom()  縮尺と中心位置を同時変更  ymap.Map.setZoom(20, true, new Y.LatLng(35.66, 139.73), true)
 zoomIn()  縮尺を1つ上げる  ymap.zoomIn(new Y.LatLng(35.66, 139.73), true, true)
 zoomOut()  縮尺を1つ下げる  ymap.zoomOut(new Y.LatLng(35.66, 139.73), true, true)
 setLayerSetID()  地図の種類を変更  ymap.setLayerSet(Y.LayerSetId.PHOTO)
 updateSize()  地図のサイズの更新  ymap.updateSize()
 getCenter()  地図の中心位置を取得  ymap.getCenter()
 getZoom()  ズームレベルの取得  ymap.getZoom()
 fromContainerPixelToLatLng()  px座標から緯度経度に変換  ymap.fromContainerPixelToLatLng(new Y.Point(x, y))
 fromLatLngToContainerPixel()  緯度経度からpx座標へ変換  ymap.fromLatLngToContainerPixel(new Y.LatLng(x, y))

◆イベントを利用する

  イベントに対する処理を記述して、インタラクティブなサービスを構築できます。
  イベント発生時の処理を行うイベントハンドラは、Y.MapやY.Markerなどのbind() メソッドを利用して登録します。
  設定したイベントハンドラはunbind() メソッドで削除できます。

  bind()メソッドは引数に
   ・イベント名(文字列)
   ・イベントハンドラ(関数オブジェクト)
  を指定します。例えば、以下のように記述します。  実働例
   

   利用可能な主なイベントは以下の通りです。
    Y.Map
 
イベント名 渡される引数 説  明
 click  クリック位置の緯度経度(Y.LatLng)  クリックされた位置の緯度経度値が渡されます。
 dblclick  クリック位置の緯度経度(Y.LatLng)  ダブルクリックされた位置の緯度経度値が渡されます。
 layersetchanged  新しい(Y.LayerSet)、変更前の(Y.LayerSet)  地図のレイヤーセットが変更されたときに発生します。
 movestart    地図の中心位置が変化する直前に発生します。
 moveend    地図の中心位置が変化した直後に発生します。
 zoomstart    地図の縮尺値が変更される直前に発生します。
 zoomend    地図の縮尺値が変更された直後に発生します。
 load    最初の地図描画が行われたときに発生します。

   Y.Label Y.Marker Y.Polyline Y.Polygon Y.Circle共通
 
イベント名 渡される引数 説  明
 click    図形がクリックされたときに発生します。

   Y.Markerのみ
 
イベント名 渡される引数 説  明
 mouseover    図形にマウスカーソルが重なったときに発生します。
 mouseout    図形からマウスカーソルが離れたときに発生します。

  例: 中心・クリック点の位置を表示

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