・どこに作るの?ホームページは、インターネットに接続された Web サーバーにあるファイルを、 閲覧者がブラウザソフトを使って、観ることが出来るシステムです。
1.まずホームページの作成者は、テキストエディタを使って自分のパソコン上にホームページの原稿ファイルを作ります。
*ファイルやフォルダ名に使える文字は、基本的には半角英数字のみだと考えて下さい。
2.次にこのファイルを、ホームページを公開するサーバー*の指定フォルダに、「 ファイル転送ソフト」を使って、転送(アップロード)します。
*個人の場合、プロバイダーの提供するサーバーを借りるのが一般的です。
3.閲覧者がブラウザソフトを使って、Web サーバーのファイルアドレス (URL)を指定すると、Web サーバーに転送されているファイルの内容が閲覧者に知らされ、ファイルの内容を観ることが出来ます。詳しくは、HP作りの流れで、 またネットワークに関しては、こちらをご覧下さい
・ホームページの構造 (ツリー構造)Web サーバーに置かれたホームページとなるファイルは、HTMLファイルと言う決まりで作る必要があります。
閲覧者のブラウザソフトはそのファイルの内容を解釈して、閲覧者のPC上にホームページを表示します。
ホームページは指定されたアドレス(URL)の入力で最初に表示される「トップページ」( index.html もしくは index.htm)と、 そこから「リンク」される「サブページ」等で構成された次のような構造になっています。
トップページ ─ ┬ フォルダ11 ─ ┬ サブページ111 ├ サブページ1 ├ サブページ11 ├ 画像111 ├ 画像G1 └ 画像11 └ 音声111 ├ サブページ2 └ フォルダF1 ─ ┬ サブページF11 ─ ┬ サブページF111 ├ 画像F11 └ サブページF112 └ スタイルシートF11 これはパソコンに層構造のフォルダがあり、それぞれにいくつかのファイルがあることと同じですが、 各ページで表示画像やファイルを指定したり、画像や文字をクリックすると、 他のページにジャンプしたりするように 「リンク設定」 されていることが HTMLファイル特徴です。
・各ページの構成は?
通常各ページファイルは「HTMLファイル」や画像ファイル等と、それらを含むフォルダ等のセットとして構成されます。
詳しくは、以下の文や、「HTMLの初歩」をご覧下さい。*出来たらまず自分のパソコンで確認をし、 よかったら Web サーバにアップロードして「公開」します。
自分のPC上に作ったホームページの「原稿」は公開する前にWebブラウザで確認しましょう。この際色々な不都合も修正しましょう。
また必要なら自作CGIの確認も出来るように出来ます。詳しくは関連ページリンクなどを参照してください。
左下のようなテキストファイルを作り、ファイル名を「test.html」として保存してブラウザでみると、右下のように見えます。 | ||||||||
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これでも一見ホームページのように見えています。とにかく、「***.html」のように拡張子を .html (または htm )として保存すると、
ホームページファイルらしくなります。 でも文字を大きくしたり、色を付けたり、改行するにはどうすればよいのでしょうか? それには以下のような、HTMLのルールに則ってファイルを作らなければなりません。 *ワードの文書などをWebページとして保存することで、簡単にホームページを作る ことも可能ですが、ここに書いてある初歩的な事項は理解しておくと良いでしょう。 |
トップページもサブページも、各ページの基本型は次のような構造をしており、それを ***.html(または***.htm)というように拡張子を付けて保存します。
HTML文書
ヘッダ部
本文
┬─
│┌
─┤
│└
│┌
─┤
│└
└─
<HTML>
<HEAD>
<TITLE>タイトル</TITLE>
</HEAD>
<BODY>
本文 (実際の表示部分)
</BODY>
</HTML>
[ヘッダ部には、ページの色々な情報等を記述します]
[本文には、実際に表示させる内容を記述します]
・HTML文(基本事項) [具体的なHTMLについて少し説明しておきます]
HTML(Hyper Text Markup Language)文は<HTML>で始まり</HTML>で終わります。
<HEAD>〜</HEAD>の部分をヘッダ部と呼びます。ヘッダ部にはタイトルなどを記述します。
<TITLE>〜</TITLE>でタイトルを書きます。タイトルはブラウザのタイトルバーに表示されるだけではなく、「お気に入り」や「履歴」に表示されたり、検索エンジンの結果として表示されたりしますので、必ず記述するようにします。
<BODY>〜</BODY>の部分が本文です。この部分がブラウザのウィンドウ枠に表示されます。この部分に、<B>や、<BR>や、<FONT>などを使用して飾り付けをおこなっていきます。
<HTML>や<HEAD>などを「タグ」、HTMLやHEADなどを「タグ名」と呼びます。タグ名には header → <HEAD>、break → <BR> など、英語のスペルを元にした名前が付けられています。
タグはほとんどの場合<B>〜</B>のように開始タグと終了タグで囲みます。開始タグのタグ名にスラッシュ(/)をつけたものが終了タグです。たまに、<BR>のような単独タグもあります。
タグ名は大文字でも小文字でも構いませんが、必ず半角文字で記述します。また"<"の後に空白があってはなりません。
○ <HTML>
○ <html>
× <HTML> ← 全角文字は駄目
× < HTML> ← <の後に空白を入れては駄目開始と終了は、他の開始〜終了タグの完全に外側か、完全に内側に無くてはなりません。例えば、<S>〜<S>タグを記述する場合、次のようになります。
○ <S>〜<B>〜</B>〜</S> ← 完全に外側
× <B>〜<S>〜</B>〜</S> ← 終了タグ(</B> )のみを挟んでいる<FONT COLOR=red> の COLOR=red のように「属性」を伴うものがあります。属性は多くの場合 属性名=属性値 という形式で記述します。たまに 属性名 だけ指定すればよい場合もあります。(正確には、CHECKED=CHECKED の属性名が省略されているそうなのですが・・・)
○ <FONT COLOR=red SIZE=5>〜</FONT>
○ <INPUT TYPE=checkbox CHECKED>属性名も大文字・小文字どちらでも構いませんが、必ず半角文字にしてください。属性名の前には必ず、ひとつ以上の半角スペースか、タブ文字か、改行をいれます。
○ <FONT COLOR=red>〜</FONT>
○ <FONT color=red>〜</FONT>属性値も多くの場合大文字・小文字どちらでも構いませんが、ごくたまに大文字・小文字を区別する場合(TARGET="_top"など)があります。
○ <FONT COLOR=RED>〜</FONT>
○ <FONT COLOR=red>〜</FONT>
× <A HREF="xx.html" TARGET=_TOP>〜</A>属性の値に半角の英数字以外の文字を使用する場合は、ダブルクォーテーション( " )またはシングルクォーテーション( ' )で囲むようにしましょう。 (正確に言うと、半角英数字以外にも、ハイフン(-)、ピリオド(.)など一部の記号はクォーテーションで囲まなくても良いのですが、最初の内は「記号はクォーテーションで囲む」とおぼえておいた方が無難でしょう。)
○ <FONT SIZE="+2">〜</FONT>
○ <FONT SIZE='+2'>〜</FONT>
× <FONT SIZE=+2>〜</FONT>ダブルクォーテーション( " )の中ではシングルクォーテーション( ' )を、シングルクォーテーション( ' )の中ではダブルクォーテーション( " )を用いることができます。
○ <INPUT TYPE=button onClick="alert('XXX')">
× <INPUT TYPE=button onClick="alert("XXX")">どうしても両方を使用したい場合は、ダブルクォーテーションの代わりに" を指定します。
○ <INPUT TYPE=button onClick="alert("X'X")">複数の属性を指定したい時は、ひとつ以上のスペースまたはタブまたは改行のあとにもうひとつの属性を記述します。順番は関係ありません。
○ <FONT SIZE=7 COLOR=red>〜</FONT>
いずれにしても、HP作りではまず簡単なものを作って、ブラウザで確認して、誤りや不足分を修正・追加してゆくのが結局は早道だと思います。 すべて勉強してからではなくて、やりながら覚えるのがコツのように思います。がんばりましょう。